2014年5月7日

名著なのに、もったいない…… 『生活習慣病としてのうつ病』


自分は精神科医としては薬を処方しないほうに入ると思っているので、著者の意見には凄く納得できるし、考えかたや医師としての態度も参考になることが多かった。しかし、著者の論文集である本書の最初のほうに収められたものは、かなり舌鋒鋭い批判文であり、これではせっかく素晴らしい内容なのに、他の精神科医が反発的になるのではないだろうかと心配になってしまった。

子どもから大人まで、そして精神病から非精神病までみている俺にとっては名著であり、座右の書にしても良いくらいに、自分の診療スタイルに合っている。とはいえ、上記した理由から星1つだけ減らした。

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