2014年6月16日

ルーズヴェルト・ゲーム

ルーズヴェルト・ゲーム

良い意味でも悪い意味でも、ライトでチープな物語。分厚いけれど文字数はそう多くなく、文章量としては大したことはない。それなのに、登場人物が多すぎる群像劇で、それぞれの人物に深みがない、まったくない、これっぽっちもない。

ただし、ストーリーは面白い。ちょっとウルッとくる。嫌いではないぞ、こういう安っぽい設定と展開、そして気持ちの良いラスト。

この本は、サラサラと喉ごしの良い美味いビール。ただし、ノンアルコール。ぜんぜん酔わない。読み終えた後の陶酔感もゼロ。

そういう本が好きな人にはお勧め。

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