野球をあきらめ、おまけに就職先まで失った萩原良彦。彼がある日突然命じられたのは、神様の願いを聞く“御用人"の役目だった。人間味溢れる日本中の神様に振り回され東奔西走する、ハートウォーミング神様物語。
ストーリーは可もなく不可もない。
ただ、語彙や文章をもう少し鍛えてほしい。たとえば語彙に関しては、「胡乱な目で」というフレーズが、本文中に何度となく出てくる。こんな短いラノベで、そんな目立つ言い回しを繰り返すと、
「ああ、作者ってこの語句を使ってみたかったのねぇ」
という変な感想が漏れてしまう。
文章については、クライマックスで妙にセンチメンタルな文で盛り上げようとしてくるのが鼻につく。著者の気持ちがヒートアップしているのは伝わってくるが、読者としては無理やり「ここ感動するところ!」と押しつけられているようで逆にしらける。
続編も出ているようだが、買わない。
続編も出ているようだが、買わない。
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