2015年8月31日

贖罪をテーマにした連作ミステリ 『刑事のまなざし』


罪を償うとは、どういうことだろうか。

自分の幼子が通り魔に遭って植物状態になった後、主人公の夏目は刑事になる。物語は、そんな夏目を中心にして、犯罪の加害者やその周囲の人々の視点から語られる連作短編集。全編を通じて「贖罪」がテーマであり、それをミステリ小説という入れ物におさめてある。

時に切なさに胸が詰まり、時にトリック明かしに唸らせられる。実に良い小説家をまた一人知ってしまった。

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