2015年9月2日

チェックリストのハウツー本ではなく、どうやればあらゆる分野でのミスを減らせるかがテーマ 『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』


外科医の失敗談から話が始まり、第二次大戦の爆撃機の事故とチェックリスト、現代の航空機や高層ビルの建築法とチェックリスト、災害、料理、投資とチェックリスト、といった話題を、非常に興味深く分かりやすく示してくれる。そして最後は外科手術とチェックリスト。

この本はチェックリストのハウツー本ではない。あくまでも、どうやればあらゆる分野でミスを減らせるかについて「チェックリストを中心にして」語ってあるものだ。原題は『The Checklist Manifesto:How to Get Things Right』であり、日本語タイトルの『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』で思い浮かべた内容とは大幅に違う。

語り口は平易で、中身が深い。こういう本こそ素晴らしいと思うし、多くの人に読んでみてもらいたい。読んだうえで、チェックリストを使うかどうかはどちらでも良い。単純に、読み物として面白いのでお勧めである。

ところで、「チェックリスト」という単語をこんな短期間でここまでたくさん目にしたのは生まれて初めてだし、「チェックリスト」をこんなにたくさん書いたのも初めてだ(ここまででタイトルと英語を含めて13回)。

ちなみに著者は、『医師は最善を尽くしているか― 医療現場の常識を変えた11のエピソード』のガワンデ先生。

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