2015年10月16日

幸せを感じやすい人が成功する 『その科学が成功を決める』


人はあらゆる分野で豊かになるから幸せを感じるのだろうか? どうやらそうではないらしい。むしろその逆で、幸せを感じることは結果ではなく原因、つまり幸せを感じられる人が経済的にも、対人交際でも豊かさを得られるようだ。また、幸せを長く感じるためには「物より思い出」「自分より他人」に投資する方が良いそうだ。

本当かなぁ……? そう思う人はぜひ本書を読んでみて欲しい。上記は第一章のほんの一部である。『その科学が成功を決める』という邦題はなんだか胡散臭さを感じさせるが、著者のワイズマン博士はハートフォードシャー大学の心理学教授である(その前はプロのマジシャンという異色の経歴)。また本書の執筆にあたって、著者はなんと240以上の文献(心理学論文や『サイエンス』『ネイチャー』といった科学雑誌)を参考にしており、それらがすべて巻末に記載されている。

精神科医として診療のヒントになる話も満載であり、かつ将来は心理学を勉強したいと考えている高校生にも勧められる。また、自己啓発書としても優れた本であり、ただのエンタテイメントとして読むのにも適している、なんともオールマイティな一冊。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。

    いつぞやこちらの記事場所について紹介可否をお尋ね
    させていただいたANSHです。
    返答にお礼を、と思いつつ既に季節が一つ移ってしまい。

    さて今回の話。
    触発(?)されてかAMAZ~某で発注しました。
    明日には手元に届くでしょう。
    コイツを旅の友として週末に出かけるのが楽しみです。
    その話についてはようやく自場所の記事となりました。

    自分事情は思い浮かべたモノを商売にする製造業ですが
    この場での多くの記事を読み、人の心の造作って
    (そう書いたものの本当の意味が自分でも分かりません)
    なんだろな?と感じるのです。

    心理学と精神に関わる医学は別物であろうし、そうでもない
    気がするしでその方面の素人である私にはコレだという
    言い分を持てませんが。

    ともかく数値や形にならない人間の心は門外漢の自分にとって
    面倒で難しく厄介なものだなあ、という印象があります。

    それはそれとして。また色々と書評の面白話を目に
    出来ればありがたいです。
    加えて福岡には少なからず御縁のある人とお見受けしまして。
    (これがまた面白いんだよねえ)失礼しました。

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    1. >ANSHさん
      精神科の本は、精神科医が読んでも分からんちんなこともあるし、それよりはこういう本のほうが実際の臨床には活かせそうな気がしています。もちろん日常生活にも。
      福岡は大学時代に4年間、浪人時代に1年間を過ごした、いわば第二の故郷みたいな土地ですので、今でも時どき遊びに行きます。九大は六本松も箱崎もキャンパスがなくなって寂しいですが。

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