「裸のサル」とは言うまでもなくヒトのことである。ヒトは、動物として、どうして今のような生態、生活、文化を持つようになったのか。動物学者のデズモンド・モリスが、動物学者としての目で人間を観察し考察した本。
書かれたのが40年くらい前だからか、内容すべてが新鮮ということはなく、むしろ「ふーん、確かにそういう話は聞いたことがあるな」というものだった。これは裏を返せば、そんな昔に考察されたものが、現代において常識・雑学・トリビアのようなものとして生き残っているということだ。凄い。
そして新鮮でこそないものの、中身は充分以上に知的好奇心が満たされて面白いものだった。絶版のようなので中古で読むしかないのが残念。
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