すごい本である。裏表紙にはこうある。
すべての疾患について高い専門領域を維持し、入念に習得することは残念ながら時間的に「不可能」です。そこで、著者はまえがきでこう語りかける。
「最も頻繁に遭遇する病気だけを、各専門領域から厳選して勉強するだけで充分である」ことをメッセージとして伝えたいのです。内容は多岐にわたる。
- 消化器
- 整形
- 神経
- 循環器
- 内分泌・代謝
- 皮膚
- 呼吸器
- 感染症
- 泌尿器
- 血液
- 耳&鼻
- 眼
自分は精神科医だが、精神科は患者から「よろず相談」的なプライマリ初期診療を求められることが多い。本書ですべてが事足りるとは思わないが、ここを足掛かりにして次の学習への一歩が踏み出せそうである。
これで極論シリーズは『睡眠医学』『神経内科』につづき3冊目になる。いずれも面白かったので、さらに手を広げてみたくなる……。
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