2017年2月20日

テーマは硬く、描写はラノベ 『臨機巧緻のディープ・ブルー』


登場する人工知能が「ちょっとアンタ!」と喋るなど、小説全体の雰囲気はラノベである。しかし、テーマは真面目。人類が「知は力なり」の信念を携えて宇宙に飛び出し、地球以外の惑星で生命体と遭遇した時、人類と相手の双方にとってどういうことが起こるのかを描いてある。

ラノベではなく、もうすこし硬派なものに仕上げても充分に通用する気がする……。異星人間の重大トラブルが、さして優秀でもない主人公の人柄によってあっけなく解決していくので、そういうお気楽な展開に対して「なんじゃこりゃ!」と思うような人にはお勧めできない。

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返事が遅くてすいません。