2011年12月14日

一年一組 せんせい あのね―詩とカメラの学級ドキュメント (続)

『せんせいあのね』の続編。
また引用。

「まね」  おおおか なおひと
おとうさんのまねをして
おふろのなかから
おかあさんに
「おい ちずこ ぱんつだしとけ」
とゆうたら
かおつけられた
「ふうふげんか」  おおおか なおひと
いちばんうるさいおかあさんが
おとうさんにものゆわないよ
おねえさんが
ふうふげんかやゆうた
ぼくは
うるさいおかあさんのほうが
すきです
「ぼくがうまれたとき」  どい まさゆき
ぼくのうまれたとき
おとうさんが
おとこでよかったといいました
かなこがうまれたとき
おかあさんが
おんなのこでよかったといいました
あとでかなこがしにました
こんどただしがうまれたとき
おとうさんもおかあさんも
おとこでもおんなでも
げんきならいいといいました
「おとうさんのびょうき」  つちもち まき
きょうはおとうさんは
びょうきでかいしゃをやすみました
おかあさんがおかゆをつくって
おとうさんとこへもっていって
たべさせていました
わたしは「あまえんぼう」といったら
おとうさんは
「こんなときぐらいしか
おかあさんはかまってくれないからね」
といってにこにこしていました
わたしはおとうさんがびょうきになって
よかったとおもいました
「おかあさん」  かきもと ひでき
がっこうからかえったら
おかあさんのかおが
ちょっぴりかわっとった
ようみたらぱーましとった
ぼくがだまってみとったら
おかあさん じぶんからさきに
きれいやろとゆうた
ぼくはきちゃないてゆうた
それで百円ちょうだいてゆうたらくれへん
おかあさんがぼくに
きれいゆうたらあげるてゆうた
そんなむちゃな
ぼくはこころの中では
きちゃないとおもうとったけど
きれいきれいとゆうた
そしたら二百円くれた
ぼくとくした
「かねもちとびんぼう」  きむら いちお
かねもちはかぜひきになったら
すぐびょういんにいく
びんぼうは
かぜとかになれとうから
びょういんにいかんと
なおすしかたをしっとう
かねもちはかばいすぎ
びんぼうはやりすぎ
いつもふつうでいい

今回も、下手な感想は書かんとこ。

一年一組 せんせい あのね―詩とカメラの学級ドキュメント (続)

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