2011年12月13日

主治医はあなたじゃないと嫌だ、と言われる嬉しさと不安

ある日、数日間の出張へ行くことになった。受付けのMさんから、その期間に予約を入れた人たちをどうするか聞かれた。病状が落ちついている人は薬の処方だけ他の先生にお願いすることにした。

数日後、Mさんから、
「『主治医が不在なので、予約日は薬の処方だけ受けに来てください』と電話したら、『それなら予約日の変更をします』という人がほとんどでした」
と言われた。
「先生が不在のときなんかで、処方だけ受けて帰る人は、けっこう皆さんガックリされてますよ」
と、これはMさんのリップサービスだとしても、「せっかく病院に来るのだから主治医と話して帰りたい」と思ってもらえるのは、主治医として光栄だ。世の中には、薬さえもらえればとっとと帰りたい、という患者も少なくないらしい。

上記の出来事は、主治医としては嬉しかったのだが、反面で心配なこともある。俺はこの土地に永住する気がなく、いずれ必ず主治医は交代する。
「主治医がどんなに変わろうと、治療を受け続けて安定した生活が送れる状態をつくる」
というのが俺の理想ではあるが、これは机上の空論どころか、まず不可能だ。

世の中にはいろいろな医師がいて、患者との相性もそれぞれ違う。「いちは先生が主治医じゃないと嫌だ」という人が何人かいて、それはすごく嬉しく、そう思ってもらえるのはありがたいのだが、もし自分が転勤してしまったらどうするのだろう、と考えると不安になる。願わくは、俺以上に相性の良い医師にめぐり合いますように。

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