2011年12月3日

顔面血まみれの婆さん

俺が覚えている限りで、最も古い変な体験を。

小学校3年生位だったかな。
俺の実家は凄い田舎にある。前後数キロにわたって信号がない道路だし、横断歩道も2本くらいしかない。今でこそ多少街灯は増えたんだけど、それでもまだまだ暗い。そんな田舎で、街灯の少なかった昔は本当に暗かった。

俺と母親と弟の三人で母方の実家に車で行って、その帰り道。
夜だった。
九時位。
俺は助手席に座っていた。
俺の家まであと数百メートルのところ。
車のライトに照らされて、遠くの方で人が歩いていた。
こっち向きに。
背格好からしてお婆さん。
田舎とは言っても、人が歩いていることは別に不思議でもなんでもない。夜とはいえ、深夜でもなかったし。車が老婆とすれ違う瞬間に、俺は「どこのお婆ちゃんだろう?」と思って、何気なく横を見てお婆ちゃんの顔を確認した。

血まみれだった。

顔が血まみれだった。
あまりの驚きにしばらく呆然としたが、気を取り直して母親に言った。
「今すれ違ったお婆ちゃん、顔が血まみれやったよ!!」
すると、母親がキョトンとして、
「誰もおらんやったよ」
弟も、全く何も見ていないと言う。

顔が血まみれどころか、誰もいなかったらしい。


これが俺の人生で最も古い不思議体験。
何だったんだろう?

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