2012年2月2日

地名好き

旅行に限らず、近場でも地名を見るのが好きだ。

例えば車で旅行中の目印に、「三本松」という交差点があったとする。その交差点に、松なんて生えていない。きっとそこには、過去に松が三本生えていて、土地の人や旅人が、そこを目印にしていたんだろうな。そういう風に考えるとロマンがあって良い。

銀座、銅座、銭座という地名は、全国各地に多い。
これは、そこがかつて貨幣を扱う場所だった名残だろう。

浜町も全国に数ヶ所あると思う。今現在は海から離れていても、実は、埋め立てによって海から離れてしまったということがある。

『竜馬伝』の舞台の長崎には出島があるが、これは陸にある。だが、当時は海の中にあった。浜口町も、浜の入口付近だった町が埋め立てで海から遠ざかり、名前だけが残ったのだろう。

浜松町。きっと松林のある浜があったのだろう。地図で確認すると、確かに海に近い。

新宿。
あぁ、よく分からないけれど、新しい宿場街ができたんでしょうね。

代々木とか池袋とか、そのあたりの情報があると嬉しい。

そうそう。
福岡県中南部には、田主丸、という土地がある。
wikipediaによると、
そもそも、筑後国全権田主丸大庄屋、菊池丹後が田主丸町の開祖である。その丹後の往生観である「我極楽世界楽生」の「我楽しう生まる」から「たぬしまる」の名が付いたと伝えられている。そのため、現在でも「たのしまる」とよぶ人が多い。

また、福岡市内には、千代という地区がある。俺が最も好きな地名である。千代にわたって土地が安泰であって欲しいと、そんな願いがこもっているようで。

ふと、日本地図が欲しくなった。地図を眺めながら素敵な地名や交差点名を探し、実際に行ってみるという、そんな旅がしたくなったのだ。

年老いたら、やってみたい。

4 件のコメント:

  1. 私の実家の旧小字名は「ソ子(そね)」といいます。そね(埣)とは小高い丘とその麓のわき水(じめじめした土地)の組み合わせの地形で、田んぼを作るのに適していたようです。確かに実家は斜面に建っており南側と北側で地面までの高さが違う。そしてその麓にあるわき水(井戸水)を今でも飲んでいます。
    あちこちにある「曽根」「○○曽根」という地名も、そんな地形だったんでしょうね。

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  2. 池袋は確か丸池?っていう池の名前から来てるっていう石碑が池袋駅西口方面の公園に建ってましたよ。袋の形をしている池らしいです。
    代々木は『代々その地に何かの大きな木があったから』らしいです。

    嘘かもしれませんが。
    そういえば出島でバドミントン伝来の地っていう碑を見つけました!!
    バドミントンも長崎発祥なんですねー。知らんかった!!

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  3. >ゑちごや先生
    おー!!
    それは全く知らなかったです。
    なるほど、中曽根なんかもそうなんでしょうね。
    実に面白い話をありがとうございます。

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  4. >あー太
    ははぁ、池袋と代々木かぁ。
    特に代々木の命名法のほうが俺の好みだな。

    バドミントンが長崎からとは知らなかった。
    でも、鎖国していたから、当然そうなるのかもしれないね。

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