2012年5月26日

車の運転は団体スポーツ

「車庫入れ上手」とか、「細い道でもスイスイ走れる」とか、そういうのは、サッカーでいうところのリフティングが上手いくらいの話。リフティングを100回くらいできても、試合でいい仕事をするかというと別問題。自分の動きが仲間に伝わらない、仲間の動きを読み切れない、個人プレーで自己満足に浸る。そういう人は、ただ迷惑になるだけ。

仲間の動きを読み切るのは難しいから、せめて自分の動きを周りに伝えることは徹底して欲しい。車でいうなら、ウインカーや夕暮れ早目のライト点灯。ウインカーをなんのために出すのか、ライトはなぜ点けるのか。そのあたりをいまいち分かっていない人は、曲がる直前にブレーキを踏んでからウインカーを出し、「だってまだ見えるし」などと言いながらライトを点けない。

見通しの悪い信号のない交差点で、「一旦停止」と書かれたラインがあるが、それを無視してちょっと先まで進める人に「危ないよ」と注意したら、
「だって、あそこで停止しても左右が見えないじゃん」
なるほど、言われてみたらその通り……、ってなるかい!!
「こちらからは見えなくても、左右の車がこちらの存在を確認できるでしょ、それが大事なんだよ」

周りに伝える運転、心がけましょう。




車の運転が下手な人にありがちなこと
車の運転にも人柄が表れますが、場合によっては事故につながることもあるだけに、上手にこしたことはありません。

今回は、「運転が下手だなぁと思う瞬間」についてお聞きしました。「まさに自分がそう……」、「こういう車にイライラしている!」との声が多数。読者の皆さんは、いかがでしょうか?

調査期間:2012/4/12~2012/4/16
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 992件(ウェブログイン式)

■ブレーキやアクセルが急(489票)

「そういう車のすぐ後ろにつくと、速度が常に変化していて疲れる。燃費も悪くなる」(25歳/男性/大分県)

「交差点に入るたびにブレーキを踏む。青信号なのに、逆に危ない」(33歳/男性/京都府)

「後輩に運転させたら、首がカックンカックンいった」(30歳/男性/東京都)

「自分で運転しているのに、発車停車が急すぎて酔ってしまった」(28歳/女性/千葉県)

ああ、分かります……。アクセルを緩めてうまく調節できればいいのですが、少しでも怖いと思うと、足がブレーキにいっちゃうんですよね。

しかし、自分で運転していて酔うってのはどんだけでしょうか。

■車庫入れに時間がかかる(466票)

「ペーパードライバーなので、実家の駐車場でしか車庫入れができない」(28歳/女性/神奈川県)

「車庫入れが苦手で、つい前向き駐車。お店から出てきたら駐車場がいっぱいになっていて、バックで出るのにすごくドキドキした」(26歳/女性/静岡県)

「とにかく時間がかかる。ハンドルを左右のどちらに切ればどう曲がるか判断がつかないことも多く、逆に進んでいることがある」(25歳/男性/東京都)

「ドアを開けられない位置に止めたりする」(34歳/女性/東京都)

これだけは苦手!という方もいるのではないでしょうか。バックでうまく進むには一体どうしたらいいのやら……。

■優先道路に入る時や右折のタイミングがつかめない(277票)

「『えっえっ』と言いながら焦っている人を見ると、下手だなぁと思う」(29歳/女性/大阪府)

「車線変更がなかなかできないので、この次は右折という場合は右車線、左折という場合は左車線にずっといる」(25歳/女性/福岡県)

「右折を避けて、わざわざ遠回り」(28歳/男性/長野県)

適切なタイミングをつかむのは、なかなか難しいもの。大縄跳びなどが苦手だった人は、余計そうかもしれません。

■ゆっくり走れば安全だと思っている(232票)

「高速とか怖いのはわかるけど、周りの車に合わせて速度を出してほしい」(27歳/男性/東京都)

「ゆっくり走って前の車と中途半端に車間を空けている車がいるけど、朝の通勤時間とかだと無理やり割り込んでくる車もいるので、逆に危険」(29歳/男性/静岡県)

「後ろの車からクラクションを鳴らされて、さらにテンパる」(27歳/女性/東京都)

「安全な速度」が必ずしもゆっくりとは限らないとの声多数。事故よりはマシとはいえ、やはり周囲に合わせる技術も必要です。

■カーブでふくらむ(207票)

「相手のミスで事故一歩手前の経験以来、恐怖心からカーブでふくらむようになってしまった」(29歳/女性/東京都)

「友人がカーブでやたらふくらむ。助手席に乗っていると少し怖い」(32歳/男性/東京都)

「右折で必要以上に場所をとってしまい、後ろの車の邪魔になって焦った。そのせいでタイミングがつかめずワンテンポ遅くなり、事故になりそうになった」(35歳/男性/徳島県)

特に右折は、助手席の人に怖い思いをさせてしまいがち。気をつけたいですね。

■そのほか

「なんでそんなにっ!?って思うくらい、車間距離がなかった」(25歳/女性/東京都)

「ウィンカーを曲がる直前で出したり、無理に車線変更したり、わき道から無理に出てきたり……オバちゃんドライバーに多い気がします」(30歳/女性/北海道)

「後ろから救急車が来た時に、右に避けるか左に避けるか悩んで、邪魔してしまった」(31歳/女性/神奈川県)

「つき合いだしたばかりの彼氏と山に夜景を見に行った帰り、山を下るときのギアチェンが下手すぎてなえた」(25歳/女性/香川県)

なんか、身に覚えがあるようなことが……。そして、中にはこんなご意見も。

「むしろ、自分の技術を過信している人のほうが信じられないタイミングで車線変更するなど、とにかく自信に満ちた迷惑な運転をするからやっかい」(28歳/男性/東京都)

たしかに、技術がある=優良ドライバー、ではないのかもしれませんね。もちろん技術は必要ですが、周りに合わせることや思いやりの気持ちを忘れず運転したいものです。

……しかし、筆者は、実は学生時代に免許取得から逃げ続け、今まさに教習所に通っています。偉そうにコメントしてごめんなさい。

上手になるには若いうちに免許を取得して、早めに初心者を卒業するのもポイントだったりして……。

(島田彩子)
http://on-msn.com/KWUh4u

2 件のコメント:

  1. 仰るとおりです。私も常々そう思いながら運転をしています。

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  2. >ゆめさん
    ありがとうございます。
    書き上げればきりがないほど、この島の運転は下手くそなのです……。

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