妻とサクラが先に帰省しているので、一人で淡々と迎える2013年である。昨夜は23時には布団に入り、本を読んでいるうちに眠ってしまった。いつ日付けが替わったのかも分からない。朝は朝で、一人で起きてエアロスミスの新譜『Music from Another Dimension』を爆音でかけながら帰省の準備。
今年は指導医が去っていく年。勤務体制が大きく変わる。俺が医長となる可能性が非常に高い、というどころの話ではなく、精神科医が一人しかいない事態になってしまう恐れが、いや、恐れと言うよりほぼ確実にそうなりそうなのだ。
指導医は、以前に勤めていた精神科救急病院で、「ハード・ワーカー」「ワーカホリック」「こなす仕事の量がはんぱなく多い」など評判を受けていた人だ。そんな先生が、
「この病院を独りでやれと言われたら、俺でもムリ。うつ病になる」
というくらい、当院精神科の独り診療はハードだ。
一般的に、医師の数が半分になれば仕事が倍になる、わけではなく、人員が減れば負担は指数関数的に増える。保護室を抱える病棟では、365日、一日の休みもなく医師が診察をしなければならず、また精神保健指定医が島内不在ということも許されず、したがって来年度一年間は、応援を頼める夏休み以外、一日たりとも休みがないという状況になる。これで精神的・肉体的にまいらないほうがおかしい。
新年早々、ちょっと暗い話になってしまったが、正月はネット過疎しているだろうし、これを読む人も少ないだろうし、まぁ良いか。
今年もサクラの写真を中心に、精神科の話、ニュースに対するコメント、本や映画や音楽の感想など、寄せ鍋のごとくブログ更新していきますので、どうぞよろしく。
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