2013年7月22日

アリスへの決別

アリスへの決別
山本弘の短編集で、面白かった。ただ最後の1編は流し読み。全編通して、山本弘が現代の日本社会のあり方に抱く疑問や怒りが盛り込まれていて、山本弘初心者が手を出すと、
「なんだか説教臭いSF小説だなぁ」
なんて思うかもしれない。

山本弘の『アイの物語』(ブログ内レビュー)を読んで、それまで食わず嫌いだったSFの面白さに気づかされた。それ以来、色々な分野の本を読む合間でSFを読みたくなる。山本弘は俺のSF嫌いを治してくれた作家として、今後もちょこちょこ読むことになると思う。

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