2013年9月24日

みのもんた騒動に、ちょっと一言

みのもんたの息子が窃盗容疑で逮捕されたことで、みのもんたがやたら攻撃され、責任を問われているようだ。みのもんたは個人的には嫌いなので、彼が責められている姿にかすかな快感を得ている自分がいて、ただそんな自分に対してちょっと不快感がある。

それはともかくとして、20歳をこえた人間の犯罪に親はどこまで責任を持つべきなのだろうか。子どもが犯罪に手を染め、その話が親の職場に広まって居心地が悪くなって自発的に辞める、というのは分かる。しかし、周囲が「親の責任」というカードをちらつかせて親に辞職を半強制するのはおかしい。

海外のことは知らないが、少なくとも日本には犯罪者家族を追い詰める文化(?)がある。親兄弟の家や職場の住所・電話番号などを突き止め、そこに電話をかけたり手紙を出したり、実際に突撃したりする。こうして親兄弟を徹底的に痛めつけようとする連中は犯罪者並みに異常性格だろうし、それが正義だと思っているなら実際の犯罪者より始末が悪い。ネットが普及したからこういうことになったのかというとそうでもなく、ずっと前から似たようなことはあっていたようだ。

良いか悪いかは別にして、アメリカでは銃乱射事件の後、犯人の親にたくさんの手紙が来たらしいが、中身のほとんどが慰めや励ましだったそうだ。さすがに俺もここまで寛容にはなれないだろうと思うし、被害者や遺族のことを考えると受け容れきれない文化ではあるが、これはこれで素晴らしいと感じる部分はある。

みのの場合は、報道番組(?)の司会をしていたこともあり、立場上そのまま仕事を続けるというのはさすがに無理がある気がする。これまでの彼の発言を検証してみれば、時には犯罪者の親の責任について厳しい言及をしていたこともあるんじゃないだろうか。それから犯罪者ではないが、鳩山由紀夫の小遣い問題などの時にどんな発言をしていただろうか、ちょっと気になる。

<関連>
加害者家族



2 件のコメント:

  1. 日本独特の「一族」とか「家」文化なんでしょうかねぇ…。
    アメリカとかの「個」の文化とは温度差あり過ぎますね。
    韓国とかも家族の繋がりは濃ゆいですが、
    韓国とかも似たような対応なんですかね?うーん。

    確かに20歳過ぎた大人はもう自己責任なだと思います。

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    1. >ゆうさん
      確かにそういう家文化はあるかもしれませんね。韓国はどうなんでしょう、もしかして日本より激しいのかも……。

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