2014年10月8日

ルポ 最底辺 不安定就労と野宿

ルポ 最底辺 不安定就労と野宿
著者は、同志社大学に在学中から釜ヶ崎へ出向いて野宿者へのボランティアを始め、また自ら日雇い労働に従事してみて、野宿者らの支援を考え続けている。そんな著者だけあって、かなりしっかりした文章である。

が、しかし、である。

もう少し個々の野宿者の生活歴に迫って欲しかった。時おり記述があるものの、それは著者自身のものではなく引用が多かった。もう少し個人にスポットを当てたものが読みたかった俺としては若干不満の残る読後感。

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