映画の『ボーン・コレクター』がいまいち面白くなかった記憶があって、少々敬遠していたのだが、原作はけっこう面白かった。映画と違うのは、主人公が恐らく白人のハンサム男性だということ。ただ、読みながらキアヌ・リーブスがブラッド・ピットで脳内再生しようとしても、どうしてもデンゼル・ワシントンになってしまう……。
著者のジェフリー・ディーバーは元弁護士というだけあって犯罪や犯罪捜査に関してすごく詳しく描かれているが、それ以外にもかなり博識だということが感じられる。また人間の苦悩というものもうまく描かれているように感じた。ドンデン返しも良かったし、ラストも秀逸。
思わずブックオフで続編のうち高評価のものを数冊購入。
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