2015年10月7日

患者にもいろいろいるように、看護師だっていろいろな人がいる 『聖路加病院訪問看護科―11人のナースたち』


聖路加病院の訪問看護に密着取材。患者にいろいろなケースがあるのは当然として、看護師にも様々なタイプや経歴があるものだと感じた。

当科でやっている訪問看護は精神科訪問看護であり、身体科とは看護の種類がちょっと異なる。例えば採血をすることはほとんどないし、浣腸くらいはすることがあっても、摘便まではしない。尿道カテーテルの交換もないし、呼吸器のチェックもない。そういう意味では気楽なのだろうか? いや、決してそんなことはない。

ある程度落ち着いた人が対象になるとはいえ、精神病症状の突然の増悪がないとは言い切れず、油断していると痛い目に遭う。だから必ず2名で訪問する(聖路加の訪問看護は1人)。スタッフの身に受けるリスクを考慮に入れているからだ。2人いると突発的な事態でも意外と落ち着いて行動できるものである。

ところで、本書の内容自体も興味深かったのだが、それ以上に著者の文章や視点が面白く、同じ著者の本を何冊か読んでみたくなった。

2 件のコメント:

  1. ししとう43です。
    看護師さんの世界は、病気にならないと触れないし、何十年も前から「不足不足!」と言われて、いまだに解決してないから、興味津々です。

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    1. >ししとう43さん
      考えてみたら、確かに俺も医師になるまでは看護師は遠い存在でした。
      今や毎日が看護師との仕事で、彼ら彼女らの存在が当たり前にすら感じられるようになってしまいましたが……。考えてみたら、妻も元看護師でした(笑)

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