2016年3月31日

グロテスクな部分あり注意!! 『死体の犯罪心理学』


東京都の監察医であった上野正彦による、犯罪に巻き込まれた人たちの遺体状況から読み解く犯罪者心理の本。

いわゆる「メッタ刺し」や「バラバラ殺人」と聞くと、凶悪な犯人像を思い描かせるが、実際には気弱な人による犯行ということが多いそうだ。相手からの反撃が怖いからこそメッタ刺しにしてしまい、また恐怖心から死体を遠くにやりたくて、そのためにバラバラにする。そう言われると、ナルホドと頷いてしまう。

ただし、著者自身が本書で何度か「自分は精神・心理の専門家ではないので分からないが」と書いているように、読んでいて「それは明らかに違う!」とツッコミを入れたくなる部分もあったが、全体としては非常に興味深く読めた。とはいえ、被害者や遺族のことを思うと、胸が苦しくなるような話ばかりである。

記憶に新しい事件が多く、しかも犯人が捕まっていないものがいくつかあり、そういう連中が今も社会をウロウロしているのかと思うと背筋が寒くなる。グロテスクな内容が苦手な人だと、ちょっと気持ちの悪くなる箇所もあるので注意が必要。

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