2017年1月18日

子どもらのためにのこしたい! 『風の谷のナウシカ』


とても素晴らしい内容だった。映画版では描ききれない部分を、広く深く追及している感じ。7冊で3000円は安いのだが、そのぶん紙質もビックリするくらい悪い。「タウンページ」なんて揶揄もあるが、それどころではない。タウンページが良質に思えるくらいだ。

子どもたちのためにのこしておきたい本だが、この紙質だと劣化が早そうである。豪華版も出てはいるが、上下巻あわせると1万2千円という極端な値上がり。豪華でなくても良いので、合わせて6千円くらいの普及版を出してくれないものか。

というか、Amazonレビューからずるに百科事典なみに贅を尽くした「豪華版」は、『風の谷のナウシカ』のテーマとは大きくズレるのではなかろうか。「豪華版」の出版を宮崎駿がよく認めたものだが、それはそれ、これはこれ、というところなのかもしれない。


こちらが豪華版。

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