2016年8月23日

神経内科に関する啓蒙的かつ刺激的な内容の良書! 『なぜ記憶が消えるのか』


邦題からすると、いかにも記憶にまつわる本のように感じるが、これはあくまでも第1章のタイトルに過ぎない。以下、第1章から第16章までのタイトルを列記する。

第1章 なぜ記憶が消えるのか [一過性全健忘]
第2章 夢に金は払えない [ラチリスム]
第3章 世界を救おうとした男 [パーキンソン病]
第4章 トスカニーニの失態 [鎖骨下動脈盗血症候群] ※本書の原題は『TOSCANINI’S FUMBLE』である。
第5章 消えた痛みの謎 [脊髄空洞症]
第6章 血に潜む悪魔 [ハンチントン病]
第7章 自由の代償 [進行性多巣性白質脳症]
第8章 なぜ強腕投手はマウンドを降りたのか [胸郭出口症候群]
第9章 テレビを見にくる幽霊 [パーキンソン病]
第10章 不治の病に挑む L-ドーパ革命 [パーキンソン病、他]
第11章 男のなかの大男 [巨人症]
第12章 ちょっとした火遊びから…… [オルガスムスと偏頭痛]
第13章 神経が混線してしまった! [三叉神経痛]
第14章 失恋と失音楽症の関係
第15章 わたし自身の症例報告 [睡眠麻痺]
第16章 病気を復讐に利用する方法 [ハンチントン病]

医学生にとっては啓蒙的かつ勉強になる内容で、医師免許取得10年目の精神科医が読んでも大いにためになる話ばかりで、かつ読書愛好家にとっても刺激的な話が多くて退屈させないだろう。こんな素晴らしい本は滅多にない。さすが、クローアンズ先生である。

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