2017年9月13日

医師免許がなくてもなれる「こころ医者」とは? 『こころ医者講座』


アルコール依存症を専門とする精神科医なだいなだによる、「こころ医者」になるための心得を語った本。精神科医になるには医師免許が必要だが、こころ医者には免許が必要ない。大切なのは、「こころ構え」「こころがけ」といった「こころのありかた」である。

人との付き合いかた、接しかたに通底するようなことが書いてあるので、対人援助の仕事についているかどうかや、相手に精神疾患があるかどうかに関係なく、誰が読んでも得ることの多い本である。

身近にアルコール問題や精神疾患を抱えている人がいたり、自らが対人援助職についていたりという人なら、なおさら「こころ」にしみて、良い「こころ医者」になれるかもしれない。

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