2018年6月21日

スタンダードすぎる新選組 『土方歳三散華』


新選組小説で、隊士たちのキャラづけはかなりスタンダード。

小説ではあるのだが、作者がちょいちょい個人的な意見を出してくるので、ふっと現実に引き戻される。司馬遼太郎や池波正太郎などの歴史小説でよく見られる「神視点」は、本来あまり好きではない。司馬や池波が巧みなので引き込まれるが、本作はちょっと神視点が多すぎた感がある。よほどの新選組ファンでなければ、敢えて読むほどでもない。

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