テキトー男こと高田純次が、人生のあれこれについて、浅いことを、浅く、テキトーに語ってしまう本書。思わず吹き出すことも多々あったが、ただの時間つぶしにしかならない、と言いたいところだが、案外にそうでもなかった。
浅いことを浅く書くというのは、実はけっこう難しいのではなかろうか。人間、どうしても深みを持たせたくなるものである。かといって、あまりにテキトーすぎても誰も読まない。バランス感覚はかなり必要になってくる。
バランス感覚というのは、精神科診療をするうえで自分自身も気をつけているし、おりにふれて患者や家族に提案してみることでもある。彼らに、こういう本を薦めてみるのもアリなのかな……?
うん。
ナシだね。
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