2019年10月3日

良い本だが、分量が多く、読み手を選ぶだろう 『あなたの飲酒をコントロールする 効果が実証された「100か0」ではないアプローチ』


アルコール使用障害(従来の依存と乱用をまとめたもの)の治療は、これまでの断酒一辺倒から「減酒」を選択肢に加えつつある。「つつある」と書いたのは、まだ決して一般的ではないからで、むしろ「減酒なんかで治療ができるか」と思っている医療者のほうが大多数ではなかろうか。

本書は減酒のためのガイド本。
「どんな行動を選ぼうが、それを一つの実験だと考えよう」
「記録をとること自体が、多くの人たちを減酒へ向かわせる」
「もう一杯欲しいときは20分待ってみる」
など、減酒Tipsが散りばめられていた。

分量が多いので、決して誰もが気軽に読めるタイプの本ではない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントへの返信を一時中止しています。
一部エントリでコメント欄に素晴らしいご意見をいただいており、閲覧者の参考にもなると思われるため、コメント欄そのものは残しております。
また、いただいたコメントはすべて読んでおります。