2011年12月14日

25時

エドワード・ノートン主演の映画。

『25時』

エドの作品で最も好きなのは、と考えてみたが、実は出演作は本作含めて3作しか知らないのだった……。

ブラッド・ピットとの共演である『ファイト・クラブ』では、エキセントリックなブラピに振り回されながらも、体を張って闘うことに目覚めていくサラリーマンを演じていた。最後はアッというオチではあったが。

それから、『アメリカン・ヒストリー・X』では、狂信的な差別主義者が刑務所に入って改心する役を演じていた。この映画のエドの肉体美、それから雰囲気はもの凄くカッコ良かった。ラストシーンは、まったくの予想外で、アメリカの人種問題の根深さを感じた。

さて、本作。
麻薬の密売で有罪判決を受けたエドワード・ノートン演じるモンティが、刑務所で7年間を過ごす前の自由な25時間を描いている。ドラマチックな展開はないのだが、友情や愛情についても考えるし、ラストシーンでは人生に関してもいろいろと考えさせられた。地味でありながら、非常に素敵な映画だった。

お勧め。

ところで、この映画に出てくるフランク役のバリー・ペッパー。『プライベート・ライアン』での狙撃手役で初めて知って、その次が『ワンス・アンド・フォーエヴァー』でまた軍人役だった。今回、初めてそれ以外の役を演じている彼を観たのだが、非常に素晴らしい演技をしていた。
特に印象深かったのが、前半部分でフィリップ・シーモア・ホフマン演じるジェイコブと、長時間にわたるワンカットで議論を交わすシーン。ひたすら二人だけの演技で、ふと気づくと映画ということを忘れて惹き込まれていた。

改めて書くが、地味な映画だが、非常にお勧めの良い映画。

4 件のコメント:

  1. バニーガール2011年12月14日 18:04

    ども。ミクシィから来ました。
    バニーガールです。

    エドワード・ノートンの出演作で、
    リチャード・ギア主演の「真実の行方」ってのが秀逸です。

    作品自体は恐らく好き嫌いあると思いますけど、
    ノートンの演技は文句なく凄いです。

    ぜひ、お時間のあるときに!

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  2. >バニーさん
    自分も「真実の行方」好きです。「レッド・ドラゴン」もなかなか好きでしたが彼は主役よりも主役じゃない時の方が存在感がある気がします。

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  3. >バニー
    その映画は、存在は知っていたけど観ていないなぁ。
    今度さがして観てみる!!

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  4. >あっこ
    レッド・ドラゴンに出てたっけなぁ、と思って調べたら、アッ!!
    たしかに、そう言われてみたらそうだよなぁ。
    なんで気づかなかったんだろう。
    レクターに集中しすぎていたかな……。

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