2012年1月13日

女性の喫煙がアウトな理由

俺は、知っている女性がタバコを吸っていて、その人にまだ子どもがいなかったら、「タバコはやめたほうが良いよ」と言う。もう子どもがいて、新たに妊娠するつもりもないようなら、なにも言わない。

子どもができたらやめるよ、という女性も結構いた。まぁ、たいていの場合はやめきれない。彼女の喫煙は、もちろん胎児に影響を及ぼす。だから、喫煙は良くない……、という話ではない。喫煙は、妊娠前の卵子に悪影響を及ぼすからやめたほうが良いのだ。ある不妊症治療関係のサイトには、こう書いてある。
調査によると、タバコは卵巣に有害で、そのダメージは、これまでの喫煙の期間によります。喫煙は卵子の老化や生殖機能低下を早め、閉経を数年も早めます。タバコの煙の成分は、卵巣の女性ホルモン分泌能力を低下させ、遺伝子異常を誘発するリスクを高めるのです。
これを信じる信じないは個々人の自由だが、何かあった時に「タバコのせいかな?」と思いたくなければやめるにこしたことはない。ちなみに、精子が毎日どんどん造られるのと違って、卵子は女性が赤ちゃんの時に造られたのを排卵していくだけだ。だから、大切にしてあげたほうが良い。

こうやって説明しても、結局、みんなやめないんだよなぁ。だから、タバコを吸い続ける女性の中の卵子ちゃんたちには、こう言うしかないのだ。


君たちも、大変だね。




女子に聞いた! 「男性と付き合うとき、彼が喫煙者か気にする?」
近年高まるタバコ税と、それに反比例して減っていく愛煙家数。エスカーラメンバーのアンケートでも、喫煙をする女子は全体のたった5%しかいないことがわかりました。「タバコなんて百害あって一利なしのモノよ」と声高に言い放つ人々の隣で、世に残った愛煙家たちは針のむしろに座らされている気分なのかも。筆者のまわりには、「喫煙を通して進んで税金を払っている自分たちが、なぜこんなにも責められる?」と憤慨しつつ嘆いている愛煙家の姿も……。こんな風潮の中、喫煙家の男性たちに対して女子はどのように感じているのでしょうか?

アンケートに答えてくれたエスカーラメンバーの間で、「タバコを吸う男性に対してプラスのイメージを持つ」という人たちはわずか10%。残りの90%がニオイや健康への害を主な理由として、男性の喫煙を嫌がっていることがわかりました。特に、歩きタバコやポイ捨て、飲食シーンでの喫煙マナーに対する批難が多く集まりました。中には、「ヤニだらけで口の中が不潔そうだし、肺もボロボロになってそう」(28歳/学校・教育関連)などという、タバコの煙まで凍らせそうな、愛煙家に対する冷たーいひと言も……。

昔から、小説や映画の名小道具としても扱われてきたタバコ。なんだかんだ言っても、クールさの象徴であることには変わりない……のかと思いきや、そう思っている女子ももはや少ないようで、「タバコをカッコいいと思っている人はイタイ」(29歳/小売店)、「喫煙姿は確かにカッコいいと思うが、今の時代にはそぐわない」(26歳/情報・IT)などと、バッサリ斬られてしまいました。

こんな中で、喫煙家の男性がプラスのイメージを持たれる可能性はただひとつ。たとえば、こんなふうに……。

・「タバコは好きじゃないと言って吸わないでいた人が、実は喫煙者だったことが発覚。気を使ってくれていたのだと知り、イメージアップしました」(25歳/金融・証券)

・「こちらに煙が来ないように配慮しながら吸っている人を見ると、ちゃんとまわりを気にしていることに少し感心してしまう」(28歳/金属・鉄鋼・化学)

・「携帯灰皿を持っていたとき、ちょっと素敵な人だなと思った」(29歳/商社・卸)

どうやら、今は愛煙家の「謙虚で健気な姿」に女性がキュンとする時代なようです。(実際は、「男性が喫煙する姿にときめいた経験などない!」と答えた人が、これまた大半だったのですが)。

このように、女子たちの嫌煙姿勢はあまりにはなはだしく、「男性と付き合う際、彼が喫煙者かどうかを気にしますか?」という質問にも、82%もの女子が「すごく気にする」「まあまあ気にする」と答えているのが現実。とはいえ、タバコはれっきとした嗜好品であり、それを露骨にネチネチ言いすぎるのは、愛煙家に対してちょっと意地悪な気も……。「吸わない者のほうがえらい」という最近の風潮に少しでもストップをかけられるような、本人にも周囲にも害を与えない「新世紀のタバコ」が早く発売されることを祈ります。

(つくしの万葉+プレスラボ)
http://mdpr.jp/021164715

5 件のコメント:

  1. 小児の急性中耳炎や乳様突起炎のリスクファクターに「両親の喫煙」ってのがあります。
    もともと未発達の上気道を持った子供には、副流煙の慢性的な刺激は結構なダメージでしょうね。
    てことは、小児の風邪と親の喫煙も関与あると思います。

    結構ひどめの乳様突起炎で入院している7か月の赤ちゃん。
    手術も検討してて、母親も困惑してますが、その母は、赤ちゃんが寝てると、病院抜け出してスパスパやってます。
    リスクファクターの話はできませんね・・・

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  2. >たに
    医師から患者や家族への説明不足が責められる昨今だけど、
    なんでも全部言ってしまえば良いってもんじゃないんだよね。
    手術終わって、落ちついてから、
    「お母さんのタバコやめたほうが赤ちゃんのためにも~」
    みたいに言うのかな?

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  3. 俺の場合は、ざっくばらんに話せる関係に持っていきます。
    非常に若いお母さんで、俺のことを信頼してくれているので、軽めに言うのは簡単なんですが、それだとあんまり効果ないんですよ。

    「先生にはああいわれたけど、ママ友でタバコ吸ってるけど子供は中耳炎じゃない子もたくさんいるし」

    みたいな感じになるのは目に見えてます。
    ざっくばらんな関係になったうえでの、真剣に持ちかけたら意外と聞く気がします。
    しかも運よくその後、中耳炎にならなかったら、「先生の言うとおりだった!」ってなるし。

    ポイントは母は決して責めずに、
    「この子を愛してらっしゃるのはよくわかっているから~」「守ってあげれるのはお母さんしかいない~」系の話をします。母親意識が高まれば、けっこう禁煙しないまでも子供のいる環境では吸わないよう努力させることくらいならできる気がしますよ。

    ま、長続きするかはわかりませんが。

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  4. 私も21才から31才まで10年間喫煙していました。その間は周囲から注意されていました。でも「本人の自由だろ」と言い続けていました。その時期は仕事上(人生上)でのストレスが大きかったと思います。「喫煙を続ければこうなりますよ」というアドバイスは必要でしょうが、「禁煙しないとダメだよ」という自分の物差しでの反論・注意は無意味だと感じます。
    てんかん患者の運転でも議論が続けられていますが、感情論では先には進みません。
    全ては自己責任の人生です。
    マイナス感情を持ち続ければマイナスの人生のままです。
    プラス感情を持ち続ければ、永遠のプラスイメージの人生が無限大に広がります。
    何事も全てを楽しむのが、一番の解決法ではないかと感じます。

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    1. >あこさん
      確かに、本人が楽しいのが一番ではあるんですよね。ただそれが享楽的というか、一瞬の楽しさの追及に終わらなければ。いつか後悔するかもしれない、それもちょっとやそっとじゃない後悔を……、となると、やはり放ってもおけないもので^_^;

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