2012年2月2日

ここ最近の読書

読書日記は休止していたが、読書はしっかり続けている。

面白くない本の感想を書くのもかったるいし、面白い本は前置きなしで読んで欲しい。そう考えると、読書日記など書かない方が良いじゃないか、と思う時期があったのだ。ちょっと思い直して、読もうかどうしようか迷っている人が、参考にする程度のちょろっとした記録でも書いておくことにした。


チヨ子 (光文社文庫)
宮部みゆきの短編ホラー集。
最後の『聖痕』は一読の価値ありだが、他はまぁそれなり。


たまゆらり (実業之日本社文庫)
高橋克彦の短編ホラー集。
どれも読みやすいが、イチオシというわけでもない。
各話とも、前半の流れに比べて後半のオチが急峻で、なんともいえない一冊。


いっぺんさん (文春文庫)
朱川湊人の短編集。
いっぺんしか願いを叶えないお地蔵様を探す少年たちを描く表題作「いっぺんさん」。
この人の作品は初めて読んで、この表題作があまりに面白かったので、ついつい他の本も買ってしまったのだが、表題作以外に強烈な印象はない。


雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)
今現在、俺の中でイチオシの作家、恒川光太郎。
多作の人ではなく、あと3冊を読めばコンプリートしてしまう。今後の新作が非常に楽しみ。この人の本はぜひとも読んで欲しい。特に、『千と千尋の神隠し』のような和製ファンタジーや、『十二国記』のような世界観が好きな人にお勧め。

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