2012年2月4日

普通の企業は「ハズレ」じゃない人を欲しがる

「学歴なんて関係ない」と、ある一時期に言われていた。
確かに、学歴に関係なく、超のつく「アタリ」の人は一定の確率でどこにでもいる。優秀な人材は学歴に関係なく存在する、というのは事実だ。でもこれは、あくまでもごく一握りの優秀な人の場合の話である。

逆に、「ハズレ」人材の確率は、かなり学歴と関係している。同じ大卒なら、ハズレを引かないためには、偏差値の高いほうが企業としては安心。周りが楽しい高校生活を送っている中で、勉強机に向かったという姿勢を評価する。頭の良し悪しではなく、偏差値の高い大学に入るほど「努力できる」ことを買う。

「アタリ」人材なんて、本当に極々わずかの人たちだから、普通の企業はそういう人を就職面接で見つけようとはしない。まずは、てっとり早く明らかな「ハズレ」か、「ハズレくさい」をはじく。だから、面接でいかに自分が「アタリ」であるかを力説してもあまり意味がない。それよりは、自分は絶対に「ハズレ」ではなく、普通の人材であることをアピールしつつ、プラスアルファでこんなことも考えています・できますとおすほうが良い。

会社側としては「ハズレではない」ことを期待して採用したのに、なぜか自分を「アタリ人材」だと勘違いしている人が時どきいる。上司に飲み会に誘われても、あっさりと断る。
「時間外手当てが出ないのに、なんで仕事終わってまで」
それは、あくまでもアタリ人材のセリフであって、俺たち普通人材は、そういう場で社交を学ぶなり、職場の力関係に組み込まれるなりしないとダメ。
会社の新入社員がゆとりすぎて飲み会来ないんだが・・・
上記リンクを見れば分かるが、自分をアタリと勘違いした人たちのなんと多いことか!!

4 件のコメント:

  1. 滅多に飲み会を断らない自分には分かりません(-。-;
    色んな人と飲みに行ったりご飯食べに行ったりすることって大事だと思うんですけどね。色んな価値観に触れられるいい機会なのに…

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  2. ししとう432012年2月4日 18:09

    人を雇う側は、とにかく「計算に入れられない人」が一番困るとのことです。
    極端に言えば、「出勤してくるやら来ないのやら分からない人」。
    飲み会は、上司の酒癖によるかと。
    あるいはソリが合うか合わないか。
    楽しければ、飲めない人でもお相手しますよ。

    ただ、最近に限らず、長期的に見て「社員旅行」はうんと減ってます。
    特に、週末等、休日にやるのは。
    会社としては、金を出してやって、福利厚生のつもりかもしれませんが、社員にとっては貴重な休日を奪われるという思いが強いようで。
    会社も、「歓迎されないなら何も出費しなくていいや」ということで。

    それと、「最近の若い者は飲み会に来ない」「昼飯を一緒に食いたがらない」といった不満は、もう何十年も言われ続けたことで、昔からある世代間ギャップだと思います。

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  3. >あー太
    その時間を有効にするか無駄にするか、それも本人次第だもんね。

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  4. >ししとう43さん
    上司の酒癖が悪かったら嫌ですね……。
    かくいう俺は、会社員だったころは飲み会が嫌いで仕方がなかったです。まさに最後の文章は自戒を込めているわけですw社員旅行に行っても単独行動しちゃってましたし……。
    もう少し心を開いて、いろいろな上司と遊びに行っておけば良かったなぁと思いつつ、でもそうしていたら、きっと今の自分もないんだよなぁ……、なんて。

    新人類とかいうのが、今は「ゆとり」にとってかわっただけなんでしょうかね。

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