2012年3月12日

ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード(上)
単行本で上下巻、文庫では上中下巻に分かれているのだが、たぶん、文字の大きさを変えたり行間を詰めたりしたら一冊にまとめられるだろう、と思った本だった。だから、見た目の厚さに惑わされることなく、興味がある人は読み始めてみると良い。

肝心の中身は充分に面白い。ただ一つだけ難点があって、それは視点の転換があまりにもいい加減なところが何ヶ所もあるところ。視点がコロコロ替わるのは、最近のいろいろな小説でも使われる手法だから良いとしても、そういう場合には、たとえば章を変えるとか一行空けるとか、読者にハッキリそれとわかるように提示するのが作法だ。しかし、本書では地の文の中で唐突に視点が切り替わることがある。読んでいて混乱こそしないものの、ちょっとした違和感を感じてしまって残念だった。とはいえ謎解きとや暗号解読は楽しめたし、ウンチクもたくさん入っていて飽きなかった。

映画も観たことがあるが、あれは失敗だった。何が何やら分からないうちにトントン拍子に話が進んでいって、なんでこんなのが話題になるのかと疑問で仕方がなかった。本だと、充分に理解しながら物語を追える。繰り返しになるが、厚さに臆することなく読み始めてみれば、意外にすんなり読み進められるので、映画でウンザリした人でも本なら楽しめるんじゃないかな。

4 件のコメント:

  1. 本から入ったので映画を見たときの失望といったら・・・(涙)

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    1. >あっこ
      でも、本読んでたら、出来はともかく内容にはついていけたんじゃないの!? あれ、予備知識なしだとついて行くだけでもキツいよ……。

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  2. 本を結構よみこんでたので、見やすかったです。映画と本の両方見る事で理解が深まる作品だなと思いました。どっちか片方だと結構難しかったかも。

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    1. >あっこ
      本だけじゃよく分からない部分があるんだよね、クリプテックスとか。そういうのを映像化してくれた部分では映画は良いね。あれはやっぱり原作読んでから観るべき映画かなぁ。

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