2012年5月14日

灰色の北壁

灰色の北壁
真保裕一の本を読むのは初めてだ。本書は中編が三作収められている。直前に沢木耕太郎の『凍』を読んでいるので、山岳ものは2冊連続になる。山岳小説は登山の性質上、舞台は雪山となり、たいていはみんな寒さと戦っている。現実の季節は春だが、読んでいるとなんだか体が凍えてくる。

三作とも読後感が良くて、文章も読みやすくてスッキリしている。同じ作者の『ホワイトアウト』も購入済みではあるが、しばらくは山岳小説から離れて違うタイプの本を読もうと思う。

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