2013年10月16日

あなたがいる場所

あなたがいる場所
沢木耕太郎の小説。沢木耕太郎といえば『深夜特急』で、23歳で読んだ時には、異国の風が活字として入り込んでくるのを目で感じながら、いつかはそういうところへ行ってみたいと恋い焦がれたものだ。その後、シンガポールに1回、タイに2回、バリ島に1回行ったのは、やはりこの本の影響で東南アジアに憧れたことが影響していたと思う。

そんな沢木の小説は、いずれもそうドラマチックではないのに飽きさせない。実に良い短編集だった。ただ『天使のおやつ』という短編は、娘を持つ父としては辛くて怖い内容だった。

蔵書決定。

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