2013年11月12日

華竜の宮

華竜の宮(上)
物凄く長大な物語だったが、飽きることなく読める良作だった。ジャンルとしてはSFだが、SFの中でもホラーとかアクションとかで細かく分類するなら、SF行政小説(?)といった趣きのある作品。田中芳樹の名作『銀河英雄伝説』の世界設定を変えた感じで、行政的な駆け引きがわりと緻密に描かれている。また、ところどころにSFらしい(?)少々残酷だったりグロテスクだったりなシーンもあり、全体としてのバランスも良かった。

上下巻あわせて856ページという厚さで、見た感じ、持った感じがどっかりくるので、長いのを読むのが苦手な人には壁が高いか。

蔵書決定。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントへの返信を一時中止しています。
一部エントリでコメント欄に素晴らしいご意見をいただいており、閲覧者の参考にもなると思われるため、コメント欄そのものは残しております。
また、いただいたコメントはすべて読んでおります。