2013年11月12日

LOOPER

LOOPER
タイム・トラベルもので、ブルース・ウィリスと言えば俺の中での超名作『12モンキーズ』である。九州大学に通っていた頃に映画館で観て、あまりの面白さに感動した。映画のストーリーとは別に、ブラッド・ピットを見たのはこの映画が初めてで、あの狂気じみた様子が演技ではないと勘違いし、
「アメリカってすげぇな……、ホンモノの精神障害者を使ってるよ……」
と慄いた。その後、ビデオレンタル店でアルバイトをするようになって、ブラッド・ピットという俳優の存在を知り、あれが演技だったということに驚いて以来、俺は心底ブラピファンである。

ちなみに、ブラピ出演の映画でお気に入りナンバーワンは『ファイト・クラブ』で、DVDを買って何度となく観なおした。あのブラピ演じるタイラー・ダーデンの悪(ワル)の魅力は凄い。その他『インタビュー・ウィズ・バンパイア』で苦悩を抱えて生き続けるバンパイア、『セブン』では血気盛んな刑事(ラストシーンの演技が鳥肌)、『ザ・メキシカン』での体全体から発するバカ男の空気感など、それぞれ何度も観ては感心する映画である。

話が大きくそれたが、今回は『LOOPER』。こういうタイム・トラベルものは、何げなく観ていると終わった後に意味をつかみかねて消化不良気味になる。俺も「ん?」となってしまい、あとでネットで検索して「ナルホド!」と納得した。それはともかくとして、主演のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが特殊メイクをしていたとはいえ、笑い方や喋り方なんかがブルース・ウィリスに似すぎていて、思わずそこで笑ってしまった。

話そのものも充分に面白かったが、ガッカリしたのは……、以下ネタバレ。



バカで無能な敵役キッド・ブルーがただのバカで終わってしまった。なんだよ、実はこいつがレインメーカーになるのかなんて思っていたのに……。

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