小川一水による近未来を舞台にしたSF小説。第六大陸とは月のことである。人類は宇宙へ出ることはできる、短期間なら滞在することもできる。しかしそれは、アフリカで発生した人類が、新天地、新大陸を求めて移動し拡散し定住してきた歴史から考えると、宇宙開拓と言うには未熟すぎる。せいぜい海に潜って出てくることに毛が生えた程度だろう。そんな人類が月に進出する姿を描いた小説。
難解な用語が出たり理系知識が求められたりするハードSFではないので読みやすいし、SFをベースにした人間・恋愛ドラマであり、そう肩肘を張らずに読めるそれなりにオススメの本。
蔵書決定。
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