2014年12月29日

ややこしい「%」 『統計という名のウソ ― 数字の正体、データのたくらみ』

「%」は生活の中で馴染み深いものだが、その扱いや解釈にはちょっとした落とし穴がある。

「ある株価が1990年から2000年の間に50%下がったが、2000年から2010年の間には95%上昇した」
と聞いたとしよう。さて、1990年と2010年の株価は、どちらが高値なのだろう。

1990年の株価を1000円とする。それが2000年までに50%下がれば500円である。そこから2010年までに95%上がれば、「500+500x0.95」で975円となる。1990年の1000円のほうが高いのだ。

いや、そんなこと言われなくても分かっている、という人は良いとして、ちょっとでもアッと思うところがあった人には本書を勧める。

統計という名のウソ ― 数字の正体、データのたくらみ

決して難しい専門書ではなく、統計や数字というものを見る時の心構えのようなものがたくさん示されている。本書を読めば、データを見るのが少し面白くなること請け合いである。

2 件のコメント:

  1. 文系の人間には、必読の書かもしれませんね。
    この手の数字のマジック?で、金融機関に騙されると言うか、営業に引っかかる人が後を絶ちませんから。

    返信削除
    返信
    1. >ししとう43さん
      確かに文系必読かもしれません。
      いや、大学乱立の時代である今、理系も含めてすべての人が読んでおいた方が良い本な気がします。

      削除