何回か泣きました。
主人公は高校生の英一。写真屋の建物をほぼそのまま残したという変わった新居に戸惑う彼に、一枚の写真が持ち込まれる。それはあり得ない場所に女性の顔が浮かぶ心霊写真。不動産屋の無愛想な事務員・垣本順子に見せると、その顔は泣いていると言う。その写真の謎を追ううちに「心霊写真バスター」みたいな立場になってしまった英一と友人らの青春、それから彼をかこむ家族たちの物語。
宮部みゆきの長編。単行本で713ページあった。家族と離れて過ごす土日を狙って土曜日の昼から読み始め、目論見通りに日曜日の朝に読み終えた。分量は多いけれど、読みにくいものではないし、文字がぎっしり詰まっているわけでもないので、思いのほか早く読み進めることができる。
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