2017年5月31日

アスリートたちの「一瞬」に胸熱くなる一冊 『あの一瞬 アスリートはなぜ「奇跡」を起こすのか』


10人のアスリートを中心とした短いノンフィクション10編からなり、タイトルから想像するような内容ではない。

登場するのは以下のとおり。

マラソン(瀬古利彦)、女子ソフト(上野由岐子)、体操(加藤沢男)、柔道(遠藤純男と山下泰裕)、サッカー(釜本邦茂など)、ボクシング(ファイティング原田)、プロ野球(ヴィクトル・スタルヒン)、ラグビー(松尾雄治)、相撲(横綱・柏戸と大鵬)、高校野球(松井秀喜に5連続敬遠した明徳義塾)

どのスポーツも俺は大して詳しくないが、それでも心打たれる内容であった。特に柔道では鳥肌がたち、ラグビーでは胸が熱くなり、相撲では思わず涙ぐんだ。

同著者の他のノンフィクションに比べると、それぞれの分量が短いこともあって、いまひとつ踏み込みが足りないのが残念。読後に食べ足りなさを感じてしまうので、星4つといったところ。

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