2018年6月25日

病名になった人たちの生きざま 『アルツハイマーはなぜアルツハイマーになったのか 病名になった人々の物語』


人名のついた病名や用語は、いかにしてそのような病名を与えられたのか。1900年前後から現代までの医学史に触れながら、病名や用語となって残っている医師・研究者らの生涯を描いている。

各章で1つずつの病名・用語がとりあげられる。

シャルル・ボネ症候群
パーキンソン病
ゲージ・マトリックス
ブローカ野
ジャクソンてんかん
コルサコフ症候群
ジル・ド・ラ・トゥーレット症候群
アルツハイマー病
ブロードマンの脳地図
クレランボー症候群
カプグラ症候群
アスペルガー症候群

一般の人にもなじみ深い病名もあれば、医師でさえほとんど目にしないものもある。知らない病名・用語でも、語られているのは医師や研究者の人となりや生きざまなので、決してチンプンカンプンということにはならないだろう。ただ、翻訳がやや読みにくい(もしかすると原文が読みにくいのかもしれないが)ところがあったり、文章構成にちょっとしたクセがあったりするので、人によっては途中で放り出すかもしれない。そのわりに値段が高いので、買って読むのはリスキー。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントへの返信を一時中止しています。
一部エントリでコメント欄に素晴らしいご意見をいただいており、閲覧者の参考にもなると思われるため、コメント欄そのものは残しております。
また、いただいたコメントはすべて読んでおります。