人名のついた病名や用語は、いかにしてそのような病名を与えられたのか。1900年前後から現代までの医学史に触れながら、病名や用語となって残っている医師・研究者らの生涯を描いている。
各章で1つずつの病名・用語がとりあげられる。
シャルル・ボネ症候群
パーキンソン病
ゲージ・マトリックス
ブローカ野
ジャクソンてんかん
コルサコフ症候群
ジル・ド・ラ・トゥーレット症候群
アルツハイマー病
ブロードマンの脳地図
クレランボー症候群
カプグラ症候群
アスペルガー症候群
一般の人にもなじみ深い病名もあれば、医師でさえほとんど目にしないものもある。知らない病名・用語でも、語られているのは医師や研究者の人となりや生きざまなので、決してチンプンカンプンということにはならないだろう。ただ、翻訳がやや読みにくい(もしかすると原文が読みにくいのかもしれないが)ところがあったり、文章構成にちょっとしたクセがあったりするので、人によっては途中で放り出すかもしれない。そのわりに値段が高いので、買って読むのはリスキー。
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