カフカのネガティブさに何度も吹き出してしまった。幸運にも、俺はまだ「絶望」というほどのものを体験したことがない。あるいは、もしかすると体験したけれど忘れているだけなのかもしれないが、いずれにしろ幸せなことである。
さて、カフカのネガティブさの中でも、俺のお気に入りはこれ。
将来に向かって歩くことは、ぼくにはできません。しかもこれ、ラブレターの一節だというから驚きだ。
将来に向かってつまずくこと、これはできます。
いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。
本書は、そんなネガティブ人間カフカの絶望名言を集めたもの。シンプルで読みやすく、ちょっと肩の力が抜ける感じがして良かった。
ちなみに、著者の頭木弘樹氏はツイッターもされている。
→ @kafka_kashiragi
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