2018年10月16日

あとあじの良いタイムスリップ恋愛小説 『つばき、時跳び』


タイムトラベルものを多く書いている梶尾真治による恋愛小説。時間移動は、意図せず巻き込まれるタイムスリップと、自ら望むタイムトラベルの中間という感じ。

主人公は現代人で、江戸時代末期の女性が現代にタイムスリップしてくるという設定。彼女の驚きを通して、この150年で現代文明が成し遂げたことの凄さを感じる。

切ないラストになるかと思いきや、SF小説らしい、すごくあとあじの良いエンディングで、読後感が良かった。

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