2019年5月13日

魔法ではなく知識で闇と戦う「魔使い」の物語 『魔使いの弟子』


魔使いの弟子になった13歳の少年トムの一人称視点で描かれるファンタジー小説。

あくまでも「魔使い」であって「魔法使い」ではない。ファンタジーではあるが、剣や魔法は出てこない。魔使いは、人類が少しずつ蓄えてきた知識でもって魔女や精霊と対峙するのだ。

架空世界ではなく、おそらくヨーロッパのどこかの国が舞台となっている。

師匠である魔使いがトムにかける言葉が良かった。
「過ちを犯さないのは、何もしない者だけだ。過ちを犯すことも、仕事を学ぶ一部なんだからな」
小学校の高学年から中学生くらいなら充分に読めて、ファンタジー好きなら大人でも楽しめる。予想以上に面白かったので、シリーズ読破したい。

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