2011年12月16日

歌詞分析 『LOVE はじめました』

今回は、ミスチルの『LOVE はじめました』を勝手に歌詞研究。

LOVE はじめました / Mr.Children
作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

「相変わらずだね」って
昔付き合ってた女にそう言われた
良く取っていいのか悪い意味なのか?
良く分からずしばらくヘラヘラ笑ってた

不意に視線を上げれば 極彩色
ネオン街の光だ
おやじに買われて ホテルで刺される
少女を描いた 映画を思い出した

路肩に止まった車で売ってる
何たらケバブーをほおばる
屍 回してあぶって 切り裂き
小さくなった そのお肉をほおばる

LOVE はじめました
そいつで大きくなりました
LOVE はじめました
あぁ お口に合いましたか?

殺人現場にやじうま達が 暇潰しで群がる
中高生達が携帯片手に カメラに向かって
ピースサインを送る

犯人はともかく
まずはお前らが死刑になりゃいいんだ
でも このあとニュースで
中田のインタビューがあるから
それ見てから考えるとしようか

LOVE よく冷えております
時代の向かい風も受けて
LOVE よく冷えております
あぁ イッキに飲み干せたらな

この街の中で押し合いへし合い
僕らは歩いてく
多少の摩擦があっても 擦れずに
心を磨いて行くなんて出来るかなぁ

坊主が屏風に上手に坊主の絵を
書くと言うだろう
なら僕は愛してる人に
愛してるという ひねりのない歌を歌おう

意味なんかないさ 深くもないし
韻だって踏んでない
ただ 偽りなく 飾りもない
まぎれもない 想いだけがそこにはあるんだ

LOVE はじめました
毎度毎度のことですが
LOVE はじめました
去年よりおいしくできました
LOVE はじめました
そいつで大人になりました
LOVE はじめました
あぁ お口に合いましたか?
ほとんど抽象的な部分のない、分かりやすい歌詞。
なのだけれど……、なんとなく引っかかる。

今回はサビの部分に着目。
サビは、タイトルでもある、
「LOVE はじめました」
これが以前から何となく引っかかっていた。
それが、あるときふっと溶けた。
“解けた”のではなく、“溶けた”。
溶けたから、つかみ所のない感じなのだが、それでも俺の中ではうまく溶けた。

俺が感じていた違和感は、敢えて言葉にするなら、
「愛(LOVE)って、はじめるものなのか? どちらかというと、はじまるものじゃないのだろうか」
実はここに、作詞者である桜井さんの真意が含まれているのではないだろうか。

サビの部分だけを集めてみる。
LOVE はじめました
そいつで大きくなりました

LOVE はじめました
あぁ お口に合いましたか?

LOVE よく冷えております
時代の向かい風も受けて

LOVE よく冷えております
あぁ イッキに飲み干せたらな

LOVE はじめました
毎度毎度のことですが

LOVE はじめました
去年よりおいしくできました

LOVE はじめました
そいつで大人になりました

LOVE はじめました
あぁ お口に合いましたか?
特に下線部に目を向けたときに、長年の俺の疑問は溶けたのだ。「LOVEがよく冷えている」なんていう表現は、冷静に考えたらちょっとオカシイ。愛が冷えるということは、あまり良いイメージではないはずだ。

そこで、拙いながらも、俺の中で溶けた答えをすくい集めてみる。
“はじまった”わけではなく、“はじめた”LOVE。
そいつで大きくなった僕。
そんなLOVEしか知らない僕。
そんな僕のLOVEは、君のお口に合っただろうか。

僕のLOVEは、よく冷えている。
この現代社会、真実のLOVEに関してテレビでも雑誌でも、
なんだかんだとあるべき姿や形やあり方をあれこれ言われて、
もう面倒臭くって仕方がない。
そんな面倒なことなんて何も考えずに、
このLOVEをイッキに飲み干せたら、なんて夢想する。
ごちゃごちゃ考えちゃって、イッキに飲み干せることなんてないんだけれど。

そんな僕のLOVEだけど、去年終わったLOVEよりは、
今年“始めた”LOVEの方がおいしくできたはずなんだ。
僕が教わってきた、“はじめる”LOVE。
僕のこのLOVE、君にはどう感じられる?

2 件のコメント:

  1. ミスチルなら「ファスナー」が好きです。
    曲のあっさりした雰囲気と違って、歌詞が深い。

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  2. >あっこ
    『ファスナー』のあの曲調良いよね。
    最初は聞き流しちゃったんだけど、じわじわくる。

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返事が遅くてすいません。