2011年12月13日

楽にしてやるために命を奪うという偽善

大げさなタイトルをつけてしまったが、なんのことはない、虫の話。

ここが田舎だから、というわけでもないだろうが、死にかけの虫によく遭遇する。
バッタ、セミ、ハチ、ガ、チョウチョ、などなど。
みんな、もがき苦しんでいるんだなぁ。そういう姿を見て、
「よし、ここはひとつ武士の情けでトドメでもさしてやるか」
と思い踏み潰しかけて、いやいや、それはちょっと違うよな、と考え直した。こいつら、誰も殺してくれなんて言ってないし。
たとえばこれが人間で、映画なんかだったらゾンビに噛み殺されつつあるやつが、
「うー痛い痛い、ゾンビになるのは嫌だ。人間として死にたい。殺してくれー」
という場合なら、楽にしてやるというのは相手のためだから良いのだろうけれど(ゾンビ映画ファンとして、例え話もゾンビでいくという硬派な男なのだ、俺は)。

しかし、そうはいっても、死にかけのハチは踏みつけて殺しておいた。なぜなら、この終末期のハチに興味をもった太郎が刺されるかもしれないからだ。こういう自らに利益のある場合に殺すのは、偽善でもなんでもなくて、一般的な感覚で許されるかどうかは分からないが、俺の中ではアリだ。
虫のアリじゃなくて、アリかナシかのアリだ。

ところで、ペットが老衰したとき、安楽死を選ぶのはどうだろうか。これはもう、完全に飼い主の都合と考え方になるのだろうが、いずれ太郎もジジィになって死ぬわけだから、少しずつ考えておかないといけない。人間の場合、日本では安楽死が認められていないので、こういう大切なことを考えずに済んでいる。日本でも安楽死が認められたら、家族会議なんかは結構紛糾すると思うな。

とりとめのない話になってしまったが、結論はこうだ。

苦しんでいる虫を見てもムシしましょう。


……。

2 件のコメント:

  1. 蜂とアリは仲間みたいなもんですからね。

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  2. >shin
    病院ではよく使うよね、コンチュウって言葉。

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