2012年9月19日

ワセダ三畳青春記

読書を趣味にしていると、時どきとんでもなく波長の合う本に出会ってしまい、引きずられて人生が変わるなんてこともある。結婚して子どももいる今の自分ではそんなことはありえないが、20歳の俺がこういう人(高野秀行)に出会わなくて良かったと思う(まぁ、その頃にはこの人の本はまだ出版されていないはずだが)。
ワセダ三畳青春記
高野の本を読んでいて、ふと高校時代の友人を思い出した。彼は東京の大学に進学して、
「バカなことは20歳までにやってしまおう」
と決意し、国内での違法薬物に手を染め、それが昂じて海外にまでドラッグ修行に行っていた。サーフィン部の活動として行った東南アジアの国では、カタコトのやり取りで麻薬を手に入れ、後輩と二人でそれを使用し、直後から記憶が一切なくなり、ふと気がつくと帰国する飛行機の中だったそうだ。周囲の人の情報では、「麻薬を使った直後から目の焦点が合わなくなって、トイレに行ったかと思えば、自分でカギを締めたくせに『出せーっ!! 出せーっ!!』と叫んだり、とにかく奇行が目立った。そんな状態だったけれど、サーフィンは普通にしていた」らしい。日本に帰って、本でその麻薬について調べたところ、どうやらカタコトでのやり取りで誤訳が生じ、1週間分だか1ヶ月分だかを一回で使ってしまったようだ。さらに、「常用量を超えて使用すると失明する危険がある」との記載があって、大事に至らずに済んで良かったとホッとしていた。

これを書きながら、この友人のぶっ飛んだ話をいくつか思い出したので、需要があるようならまたいずれ書こうと思う。

本書はお勧めだが、影響されやすい人で、かつ放浪生活に憧れる人なんかは危険だから心して読むべし。

2 件のコメント:

  1. 若さの勢いはとても恐ろしい。

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    1. >匿名2012年9月19日 8:20さん
      ほんと、そう思います……。

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