2012年9月24日

ウォーキング・デッド シーズン2 4-6巻

ハッキリ言って、ストーリー展開が雑。これまで丹念に練り上げてきた人間像、織り込んできた人間関係などを一気に吹き飛ばすような、そんな感じ。6巻の最後なんて、登場人物を整理するための殺戮臭がプンプンしてしまった。

原作では、農場の後に刑務所に辿りつく。シーズン2でそこまで行くかと思ったら遅々として話が進まず、「もしかしたら刑務所シーンはスケールがデカくて映像化が無理なのかな」と思ったが、6巻の最後の最後でそれらしき建物が出てきたので、刑務所以降はシーズン3なのだろう。

原作では主人公リックがどんどん独善的になっていくのだが、ドラマ版では人間の負の一面をリックの親友ショーンが担っていた。それもついに登場人物整理に追いやられてしまって……、そのかわり、という感じで6巻の最後で一気にリックが独善的になってしまう……、あぁ、雑だ。

ところで、シーズン2の4-6巻を通して、リックの妻であるローリ、この女にもまたイライラさせられてしまった。世紀末的な世界でこういう奴がいたら、きっとチームは滅びる。

いやー、原作と比べるとなんだかヘンテコな展開になってきた『ウォーキング・デッド シーズン2』。シーズン3で盛り返すのか、それとも萎むのか。原作も読んでいるファンとしては、ちょっと期待ハズレなシーズン2だっただけに、シーズン3が不安である。

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