2012年11月6日

オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える

オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える (集英社文庫)

祖国ユーゴスラビアの解体、ボスニア内戦などに巻き込まれた壮絶な体験を持つからか、オシムの放った言葉は奥が深かった。あるとき、日本の記者から、そういった洞察力などは戦争体験から学んだのかと聞かれたオシムは、こう答えた。
「(影響は)受けていないと言った方がいい。そういうものから学べたとするのなら、それが必要なものになってしまう。そういう戦争が……」
なろうと思えば大学の数学教授にも医師にもなれたオシムは、攻めの人生を選んでサッカー選手の道を進んだ。サッカー好きなら読むと面白いだろうし、そうでなくてもリーダー論として読める良い一冊。

『オシムの伝言』公式ブログ

2 件のコメント:

  1. いちは先生、おはようございます。

    なかなか代表戦が観られない最近ですが。オシムさんの元通訳さんが「「オシムの伝言」公式ブログ」というブログを書いてらっしゃいます。そこで最近のオシムさんの様子も知ることが出来ます。


    今は重要な役職を辞めると言い出して、「やめないでくれ」と懇願されているとか。

    http://info.osimnodengon.com/?eid=509

    この本も読んでみたいですね。今のザック監督も人間的に好きですが、オシムさんも好きでした。

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    1. >hirokoyoshidaさん
      ありがとうございます。
      早速リンクを貼ることとします。この本に登場する通訳の方はブログ主さんの先代だと思うのですが、この本の中では「将来はJリーグの監督をやりたい」と仰っていました。今はどうされているのかと調べたら、Jリーグのコーチをしているみたいですね。

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