2013年11月25日

虹の谷の五月

虹の谷の五月(上) 
面白い! 面白いよ!!

上下巻あわせて900ページを超えるが、とにかく面白かった。出だしのあたりが少しだけ退屈になりそうだtったけれど、全然そんなことはなくグイグイ引っ張って行ってくれた。一人の少年が13歳から15歳になるまでを、少年の視点で描かれているので、複雑な政治情勢や民族紛争に深入りすることもなく、とはいえさすが船戸与一で、フィリピンの中の問題を邪魔にならない程度にちょいちょい織り交ぜてくる。

映画化して欲しいが、如何せん舞台がフィリピンで登場人物もフィリピン人ばかりなので、到底映画化など無理だろう。

蔵書決定。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントへの返信を一時中止しています。
一部エントリでコメント欄に素晴らしいご意見をいただいており、閲覧者の参考にもなると思われるため、コメント欄そのものは残しております。
また、いただいたコメントはすべて読んでおります。